お寺へのお詣り
・身体を清浄にして、清潔で小奇麗な服装を心がけます。前日夜の入浴はもちろん、出来ればお詣りする日の朝にシャワーなどを浴びた方が良いでしょう。
・実力者や貴人に会うかのような心持ちで、礼儀正しく誠意を持ってお詣りすることが大事です。
・水屋があれば手を洗い、口を漱ぎます(柄杓に直接口は付けないように)
・お線香や蝋燭、生花、供物(大根など)などがあれば、求めてお供えしましょう。
・本堂の入退室の際は一礼しましょう。
・婦人の生理の時は、その間はお詣りを遠慮して下さい。
・身内に不幸があった場合、喪中の間(最長で四十九日間)はお詣りを遠慮して下さい。
・細かいことを気にせず、普通に手を合わせて帰ってくるだけでももちろん問題ありませんが、礼拝の基本作法がある寺院では、そのやり方で参拝した方が聖天様がお喜びになります。
ちなみに、待乳山聖天での参拝の基本作法は、以下のように紹介されています。
〔参拝の基本作法〕
*山門をくぐり、階段の上で一礼(正面を向いて)
*水屋で手を清め、口を漱ぐ(柄杓に直接口をつけない)
*線香を求め、参道中央の香炉に供える
*花、大根を求める(任意)
*正面階段より本堂に向かう
*本堂へは左足より入る(気をつけることによって集中力も高まる)
*入堂して一礼
*荷物等を堂内脇、あるいは自分の座る場所に置く(大事なものは事前に寺務所に預けるか、本堂係員に預ける)
*御宝前に、花、大根を供え、賽銭を入れる(膝をついて)
*経机、経本等を準備する(基本的に経本は畳の上に直に置かず、経机があれば経机の上に置く)
*蝋燭を求め、供える(任意)
*塗香(ずこう:粉末状のお香のこと)で心身を清める
*経机の前に正座、居住まいを正し、精神統一(脚の悪い人は椅子を使う)
*数珠を擦る(5回くらい)
*数珠を腕にかけ、外縛合掌
*教本を押し頂き、開く
*礼拝、読経(大聖歓喜天礼拝作法 ・・・待乳山で販売している聖天様の勤行次第の経本)
注)礼拝、読経の詳しい作法については寺務所の受付にある「解説 礼拝作法」(200円)を参照
*経本を閉じ、押し頂く
*数珠を擦る
*数珠を腕にかけ、外縛合掌
*経本、経机等を片付ける
*お札を受ける、御神籤(おみくじ)を引く等(任意)
*一礼して、右足より退堂
自分でお祈りをする他に、寺院に聖天様への御祈祷をお願いすると大きな御利益が期待出来ますが、最も霊験あらたかな御祈祷がいわゆる『浴油供』と呼ばれるもので、密教の奥義とも言うべき行法です。厳修する必要があるため、行っている寺院はそれほど多くありませんが、もし聖天様の浴油祈祷を行っている寺院にお詣りする機会があるのならば、是非お願いしてみることをお勧めします。
自宅でのお祈り
〔お札を祀っている場合〕
 |
お宮箱 |
|
・お札を祀る場合は、出来れば別棟か専用の清浄な部屋で、お宮箱に収めて自分の目線と同じくらいの高さか、それより高い所に祀るのが望ましいです。清潔ならば本棚やサイドボード等の家具の上でも構いません。その場合は何か下に敷くと丁寧です。下着類の入ったタンスの上は避けて下さい。神棚でも差し支えありませんが、その場合はなるべく聖天様だけお祀りするようにして下さい。
・現在の住宅事情では専用の部屋を確保するのはなかなか難しいので、平静、人のいない客間でも構いません。
・仏壇、寝室、居間、台所などで祀るのは避けます。
・方位は出来れば東向きか南向き。無理ならばどこでも構いません。
・供物は毎朝のご飯あるいは洗米、お茶あるいはお水、日々食する野菜・果物・菓子等々。器は一般の皿等でも結構ですので、専用のものを用意し、他の食器と一緒に洗わないようにします。お酒や甘いお菓子をお供えするとお喜びになります。
・供えてはいけないものは、肉・魚等の生き物。ねぎ・にら・にんにく等、臭いの強いもの。
・古くからの言い伝えでは、蜜柑類や梨、茸の類もお供えするのはやめた方が良いと言われています。
・お香や灯明(蝋燭)などは勤行をする際に、生花や大根などは適宜にお供えすると尚よいです。
・勤行はお札をいただいてきた寺院の「礼拝作法」を一巻読めば十分でしょう。
・お札は一年経ったらお焚き上げしましょう。
・ワンルームマンション等で、お札をお祀りする場所がない方は、お守りにしましょう。
・なるべく多くお寺に参拝されることをお勧めします。
〔お札を祀っていない場合〕
特に何か定めがあるわけではありませんが、基本は以下のような感じです。
・般若心経や観音経(または観音経偈)などを読誦
・聖天様、十一面観音菩薩様の御真言などを唱える
・先祖供養している仏壇には唱えないこと
特に浴油祈祷を依頼し、実修されている間は、依頼者も手を合わせ祈念することが推奨されています。
参考資料
「聖天信仰の手引き」・待乳山聖天配布「参拝の基本作法」「祈祷中の心得とお札について」・Wikipedia「歓喜天」
|
|
|